「自分に似合う帽子はないなぁ・・・」
「顔に合わないし恥ずかしい・・・」
「帽子はあきらめてる・・・」
こういう方少なからずいらっしゃるんじゃないかなと思います。私がずっとそうでした。
結論として、帽子が似合わない人はいません。絶対です。女性も男性も変わりません。しかし似合わないと思ってしまう理由があります。
この記事の内容
・自分に帽子は似合わないと思ってしまうのは被り慣れてないから
・帽子に慣れる方法
・帽子で外出しても恥ずかしくないマインド
・帽子で大事なのは被り方よりもマナー
・自分に似合う帽子の見つけ方
この記事を読めば、帽子への苦手意識が薄れると思います。
人には色々な容姿のコンプレックスがあります。それが帽子への苦手意識につながるのかもしれません。
私は顔が大きくて、顔の大きさが強調される気がして帽子が苦手でずっと似合わないと思っていました。
30歳になった時に、もういい大人なんだから帽子くらい嗜めるようになろうと意を決して帽子に挑戦しました。どうすれば恥ずかしくなく帽子を被れるのか、帽子に慣れるにはどうしらいいのか、試行錯誤した結果、帽子が大好きになりました。その経験を元に解説していきます。
自分に帽子は似合わないと思ってしまうのは被り慣れてないから
帽子は似合わないと思ってしまう大きな理由の一つが、自分自身が帽子を被る自分を見慣れていないことです。
帽子屋さんに帽子を見に行く、恥ずかしいけど帽子を被ってみる、違和感が凄い!やっぱり似合わない!やっぱり恥ずかしい!これの繰り返しだと思います。私はそうでした。
しかし、違和感があって当たり前、似合わないと思って当たり前です。
これは服飾評論家の出石 尚三さんが仰っていましたが、その帽子とは初めましての状態ですから、見慣れなくて当然らしいです。
初めてメガネをかけてみる、初めてロングコートを着てみる、初めてネクタイをしてみる、初めての色のマフラーをつけてみる、初めて浴衣を着てみる・・・
なんでも初めて身に纏うものは慣れないうちは違和感があったと思います。
顔は鏡で一番見ている場所ですし、顔の近くに帽子があると余計に違和感を感じやすいようです。
違和感をなくすには、慣れるまで毎日帽子を被る必要があります。
帽子に慣れる方法
帽子に慣れるには毎日帽子を被る必要がある、と言いましたが、実際慣れてないで恥ずかしいと思っていては毎日被るのはちょっと大変です。
そこで私のおすすめで是非やってほしいのが、毎日家の中で被ることです。
帽子を毎日家の中で被る
家にいる時はずっと被っているようにする。そうするとあら不思議、3日から一週間も経てばもう帽子には慣れてしまいます。慣れって怖いですよね。
帽子を被ることに慣れたなら、次はとうとう外出です。待望のデビュー戦ですね。
「この帽子変かな・・・やっぱり似合ってなかったのかな・・・」
そんな不安な気持ちが押し寄せてきます。そんな時に必要なマインドがあります。実際に私は自分に言い聞かせてました。
帽子で外出しても恥ずかしくないマインド
誰もあなたに注目していない
冷たく聞こえてしまうかもしれませんが、他人はあなたが思うほどあなたに注目していません。しかし、人の目が気になって
「今あの人と目が合った・・・自分なにか変なところがあるのかな・・・」
「あそこの二人、こっち見て笑った・・・馬鹿にされてるのかも・・・」
こういう自意識がネガティブに働いてしまう。心理学的には「自己標的バイアス」というらしいです。こう思ったときに、自己暗示のように
「他人は自分が思うほど自分に注目していない」
何度も心の中で唱えましょう。
私はこういう傾向が強いので、こう思ったら何度もこれを心の中で唱えて自分を落ち着かせてます。面倒ですけど不安を解消するにはやったほうがいいです。
帽子を被っているだけであなたは世の中の9割の人より一歩進んでる!
今の世の中、帽子を被っている人ははたしてどれくらいいるでしょうか。
正しい統計は探しても出てこなかったのでなんとも言えませんが、街中を見ると8割9割被っていないと思います。
ここで考えてほしいのは、帽子の被り方が合ってるかどうか、わかる人はほとんどいません。
渋谷にある老舗の帽子店の店長さんに伺ったお話ですが、お店の前を帽子を被っている人が通るそうですが、8割はまともな帽子・まともな被り方ではないそうです。汚れていたり、変な被り方だったりがほとんどだそうです。
普段から帽子を被っている人でさえそんな感じですから、被ってない人にはあなたの帽子の被り方がどうとかわかるはずありません。
間違ってるって思われないかな、変じゃないかな、なんて考える必要はありません。
その点、ほとんどの人が帽子を被らない中、あなたは帽子を被っている。おしゃれとしてあなたは帽子を被っているだけでほかの9割の人より一歩進んでいます!あなたはおしゃれです!
私は自分にこんな傲慢な考えを言い聞かせてましたが笑、これくらいでちょうどいいと思います。お洒落はこれが私だ!!!という気迫で成り立ちますから。
また、どんな被り方でもそれはあなた個人の問題です。あなたが良ければそれでいいでしょう。
気にしなければならないのは、被り方よりもマナーです。
帽子で大事なのは被り方よりもマナー
基本的に男性の場合は屋内にいる時や食事の際は帽子をとるのがマナーです。屋内でもホテルのロビーや空港など公共のスペースでは被っていても問題ありません。女性の場合は髪飾りの一種とされるので、他人の邪魔になる場合を除きとる必要はありません。
ですが、カジュアルな装いがありふれている昨今では、必ずしも屋内でとる必要があるかどうかあいまいになってきています。
周りをよく見てTPOに合わせてとったほうがいいか常に考えるようにしましょう。わからない場合は帽子をとるのが無難です。
一番大切なのは、他人に不快な想いをさせないことです。
例えば舞台やコンサートなどを観劇に行く場合、目の前に帽子を被っている人がいると、帽子が視界を遮ってしまいショーが見えなくなってしまうことがあります。
こういった他人の邪魔になる場合、不快な想いをさせるような場合はとりましょう。
似合う帽子の見つけ方
店員さんに聞く
初めて帽子を買うとなると、やはり見慣れていませんから本当は似合う帽子を被ってみても違和感を感じるので、似合うかどうかもわかりません。
そこでおすすめなのは、やはり店員さん、プロに意見を聞くことです。
自分では違和感を感じてしまい正しく判断できないことですから、プロの判断に任せましょう。私は初めての帽子(ハット)は店員さんに1から10まで教えていただきました。
しかし、店員さんに聞くうえで注意点があります。ちゃんと帽子の知識のあるプロに聞く必要があります。
あなたにいかに商品を売りつけるかしか考えていない、売り文句しか出てこない店員さんはNGです。実際にあなたに似合うかどうかより買わせることが目的になってしまいます。
本当にあなたのために帽子を選んでくれるプロは、似合う帽子だけでなく、帽子の扱い方から帽子ひとつひとつの歴史まで教えてくれます。
まあそこまでの知識はなくとも、きちんとあなたに似合う帽子を選んでくれる店員さんを探しましょう。
そしてできるなら帽子のことならなんでも教えてくれる帽子のプロを見つけると、似合う帽子を見つけられることはもちろん、自分も帽子に詳しくなれます。
鏡を見ない
びっくりするかと思いますが、こちらは服飾評論家の出石 尚三さんが初心者におすすめの方法として仰っていたことです。
◎選ぶときに絶対にしてはいけないこと
帽子を選ぶときに鏡で確認しない
https://www.bs4.jp/tashinami/archive/onair/22.html
私の自分の経験と照らしあわせてなるほどなと思ったのでご紹介します。
度々になりますが、初めて帽子を被って鏡を見ても違和感しかありません。
鏡を見ても参考にはならないんですよね。
何度見てもおかしい、やっぱり似合わない、買うのは諦めよう。
こうなってしまいます。私は何度も経験しました。
鏡を見たところで諦めてしまうことになります。
帽子の一歩を踏み出すためには、鏡を見ないのも一つの手かなと思います。あとは店員さんにお任せして、慣れるまでお家で被り続けましょう。
大きさを合わせる!
頭のサイズはひとりひとり違います。帽子もそれぞれサイズが違います。自分の頭のサイズにあった帽子のサイズを選ぶ必要があります。
自分の頭より大きすぎる帽子をかぶると、目深にかぶってしまい頭がつぶれたように見えてしまいます。
逆に小さすぎる帽子だと、帽子が上すぎてしまいサイズも小さいので、自分の顔が大きく見えてしまいます。
自分に合ったジャストサイズの帽子を被らないと、似合わないと思う理由になります。
もし似合わないなと思っても、ワンサイズ大きくしてみたらしっくりきた、なんてこともあります。サイズがいくつかあるものは全部被ってみましょう。
まとめ
以上、似合う帽子がない、帽子は似合わないと思っている人に読んでほしい話でした。
帽子に感じる苦手意識、それはほとんど慣れの問題だと思います。
ひたすら帽子を被って慣れてしまいましょう。
帽子という選択が増えれば、あなたの人生はちょっぴり豊かになります。
帽子ひとつであなたオリジナルのファッション、雰囲気を作りやすくなります。
帽子をたくさん持てば、毎日どの帽子を被ろうか、ちょっとした楽しみが増えます。是非あきらめずに帽子を被ってみてください。では。